研究内容

 

細胞外基質

「コラーゲン」ってみなさんご存じですか?「コラーゲンでお肌プルプル!」「コラーゲン××mg配合!」などよく耳にしますよね!

そんな有名なコラーゲンですが、どういったものなのか知っていますか?

コラーゲンは「細胞外基質のひとつ」です。簡単に言うと「体内で細胞と細胞の間を埋める物質」です。

細胞と細胞の間を”きゅっと”つなげているようなイメージです。

細胞外基質にはコラーゲンのほかにも多くのものがあり、これらと細胞が組み合わさることによりお肌や内臓などの組織が成り立っています。

身体の部位によって細胞外基質の比率が異なることで、その組織の硬さや弾性などの性質に大きく影響を及ぼします。


エラスチン

細胞外基質において、コラーゲンと並んでツートップで、体内において多く占めている物質があります。それがエラスチンです!!

コラーゲンとエラスチンの比率は身体の各部位によって異なり、組織の硬さや弾性などの性質に大きく影響を及ぼします。

例えばエラスチン比率が大きいと、伸びるような弾性に富んだ組織に、コラーゲン比率が高いと剛性に富んだ組織になることが知られています。

当研究室はそのエラスチンのはたらきに注目して、ケガや病気をより負担なくより元のはたらきに戻せるよう日々研究に取り組んでいます。


人工臓器の開発

人間はケガや病気をすると、自らの力で修復しようとする自然治癒力が働きます。

私たちはコラーゲン・エラスチンなどのタンパク質や多糖材料の研究をおこない、こられの生体由来材料を用いて人工臓器の開発を目指しています。

生体由来材料は体内で炎症反応を引き起こしにくく、身体の持つ自然治癒力と相性が良い事があげられます。


研究分野

 

・靭帯 ・腱

肺・血管

エラスチン材料

・皮膚

・椎間板(ジェラン)

・腎臓(ジャカリン)

 

研究内容については後日公開いたします!

 

歴史

平成4年 生体材料化学研究室が創立

平成29年 宮本啓一先生が教授として着任しました

      晝河政希先生が助教として着任しました